セナの冒険
――――――…
「おい、セナ!」
「えっ!?」
ハッと気付くと目の前にロイドが立っていた。
「お前何ぶっ飛んでんだ?とりあえず俺についてこいよ?」
「あ、うん!」
ロイドの後ろを小走りで付いて行きながら廻りを見回すと、さっきとは違うジャングルの様な鬱蒼と木々が茂った森。
大地の女神はこんな所にいるの…?
更にロイドの後ろを付いて行くと、小さな洞窟の入り口に入った。
ロイドが屈んでやっと入れるくらい。
私はチビだから楽に入れたけど…。
「相変わらず入り口は狭いし、真っ暗で何にも見えねぇな」
そう言うと、ロイドは左手に小さな炎を灯した。
すごっ!!
めちゃくちゃよく見えるし!!
魔法ってやっぱ便利なんだなぁ。