セナの冒険
「ならお前、このジメジメ何とかしろよ?」
『わたしはこのジメジメが気に入ってるの!……あら?あなたセナちゃんでしょ!!』
大地の女神は私に気づき、ダッシュで近付いて来て私の頬を両手で捕らえる。
女神も走るんだ……。
『まあ、随分可愛いじゃない!!気が進まないわね、こんな可愛い子を危険な旅路に送り出すなんて』
「もう送り出してんじゃねーか」
ロイドが突っ込むと、ルイゼはフローゼアの様に豪快に笑った。
『あっはっはっは!それもそうね!』
……随分気さくな女神様だなぁ…。
ロイドの方が偉そうな態度…。