セナの冒険






「で、何で今笑うんだよ!馬鹿野郎」




「だ、だって面白かったんだもん!」




ロイドは私の髪の毛を乱暴にぐしゃぐしゃする。




「おら、先行っちまうぞ?じゃあなルイゼ、また来るわ」




『絶対よ!待ってるからね〜!』




「あっ、ロイド待って」




ロイドを追いかけようとすると、女神が後ろから私に声を掛けてきた。




『あ、セナちゃん!あいつね、自分の左目が嫌いでね、コンプレックスってゆーか。ヘアバンド外してるって事は、セナちゃんに気を許してる証拠なのよ。セナちゃん、よっぽど好かれちゃったわね♪』










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