忘れた記憶

第二章~大切~


―翔太君は、望の一番大切な人なんだよ。―

お母さんの言葉が頭から離れなかった。
翔太が私の…
嘘…だって翔太そんな事言ってなかった。
もしかして、私に気を使って??
だとしたら、翔太を傷付けてた…??

…思い出せないよ…
忘れちゃダメだ……
何で忘れちゃったんだろ…
私の中には、翔太との思い出が残ってない…
どうして…?
翔太…ごめんね。
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