忘れた記憶


そう言うと、
「学校まで一緒に行こ!!」
と、手を握ってきた。
「え??」
少し赤くなる私の頬。
「はぐれないようにっ!!それと、このほうが…カップルに見えそうじゃん??」
と、翔太は恥ずかしそうに笑った。
カップル??
…そうか…私達、前まで付き合ってたんだよね。
私が記憶喪失になんなかったら…今は、どうなってた??

自然と手を繋げた??
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