忘れた記憶

「じゃあ、お母さん帰るね。家までの地図持ってるよね??」
と、心配そうに聞いてきた。
「うん。持ってる。」
「そう。気を付けて帰ってくるのよ??」
「大丈夫。」

お母さんは、安心そうな顔をして笑った。
「では、先生よろしくお願いします。」
そう、先生に言って帰って行った。
ちょっと不安になってきたかも…
「宇井、教室行こうか。」

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