忘れた記憶
「…はい。」
先生と教室に向かった。
2年B組。
ここが私の教室??
「っ!」
思いだそうとするとやっぱり頭が痛くなる。
「大丈夫か??」
「平気です…」
「じゃ、行くぞ。」
ガラガラッ
「ほら!!みんなに報告がある。席座れ~!宇井入っていいぞ。」
と、先生に呼ばれゆっくり教室に入っていった。
「宇井が無事退院したぞ。だが…頭を強く打ってしまったそうで…記憶がないそうだ。」
「えっ??」
クラスのみんなは唖然としている。
「…望。私の事分かんない??」
と、一人の女の子が立ち上がった。
けど、思い出せない。
「…ごめんなさい。」
「嘘…だ。」
女の子は力なく座った。