忘れた記憶


あの子は…私の友達だったのかな??
だけど、どうしても思い出せない。
「先生、私の席は…??」
「あぁ、あの窓の一番後ろだよ。」

「ありがとうございます。」
私は、ゆっくり席まで歩いていった。
皆の視線が痛い…
あの女の子は、泣きそうな目で私を見ている。

席に座ると、一人の男の子と目が合った。
男の子も泣きそうな目をしていた。
私と関わりがあった子かな…

「っ!!」
ダメだ…思い出せないよ…
何で忘れちゃったんだろ…
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