神様の言う通り!
~円の場合~
夏休みが始まる。終業式なんつー面倒な集会がたった今体育館で行われている…らしい。
スピーカーからただ漏れしているありがたい学園長の話が途切れに聞こえる。
「………なお、新学期から…が………」
「ん、ぁあっ…ゃっ」
甲高い女の甘い鳴き声がソレを掻き消す様に響くC棟の空き教室で円はソレを聞いた。
新学期?何か特別な事でもあんのか?
珍しく教師の話に興味を持った円は自分の上でイイように踊らせていた女の体をグッと押し退けた。
「ぇ?」
「なんか萎えた。退いて?」
冷たい目で女を見上げるとご馳走を取り上げられた犬の様な目が円を見下げている。
繋げていた部分を引き剥がすとそれでも女は甘い声を微かに漏らした。
「俺、集会出るから」
「…」
乱れていた制服を整えて女を見るとまだ放心状態なのか恍惚状態なのかぼんやりしている。
首筋に軽く唇を当てて「またな」と呟くと漸く言葉を発した。
「ん…」
小さき頷くのを確認して円は教室を出た。
夏休みが始まる。終業式なんつー面倒な集会がたった今体育館で行われている…らしい。
スピーカーからただ漏れしているありがたい学園長の話が途切れに聞こえる。
「………なお、新学期から…が………」
「ん、ぁあっ…ゃっ」
甲高い女の甘い鳴き声がソレを掻き消す様に響くC棟の空き教室で円はソレを聞いた。
新学期?何か特別な事でもあんのか?
珍しく教師の話に興味を持った円は自分の上でイイように踊らせていた女の体をグッと押し退けた。
「ぇ?」
「なんか萎えた。退いて?」
冷たい目で女を見上げるとご馳走を取り上げられた犬の様な目が円を見下げている。
繋げていた部分を引き剥がすとそれでも女は甘い声を微かに漏らした。
「俺、集会出るから」
「…」
乱れていた制服を整えて女を見るとまだ放心状態なのか恍惚状態なのかぼんやりしている。
首筋に軽く唇を当てて「またな」と呟くと漸く言葉を発した。
「ん…」
小さき頷くのを確認して円は教室を出た。