異 常 嗜 好 。



そんな事を考えてると、
澪があたしを引き寄せてきた。


「ゆーきーっ!!」


まるで子供みたいにあたしの名前を呼ぶ。


「なあにー?笑」

あたしは小さな子供を
なだめるかのように返事をした。


「俺の側、来て?」


子供っぽい言葉とは裏腹に、
瞳は鋭く、
どこか妖艶な雰囲気を放つ澪に
あたしは思わず鳥肌が立った。






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