Show ☆ Days
春ちゃんは黙ってあたしの隣に座り込む。
あたしは昼食用に買ったパンを開け、食べ始める。
「やっぱり忘れられないの?優のこと。」
その一言にあたしのカラダは硬直し、自由を奪う。
「… 」
あたしは黙り込んでしまう。
「もう、半年だよ? 奈央。″アノコト″は奈央のせいじゃない。」
「分かってる。けど… 」
うん。
分かってるんだけど、カラダが言うことを聞かないんだよ。
忘れたいのに、忘れられない。