【完】ヤンキー女→清楚女『逆高校デビュー』
悠斗はいつものニコニコっとした優しい笑顔だった。
日曜日…………
「超……ひま」
くくくっと悠斗は目を細めて笑った。
「俺とデートしよ」
悠斗はナルシスト男のしゃべり方を真似して言った。
やっぱ聞こえてたんだ。。
悠斗がナルシストっぽく、前髪を指でスッて分けながら言ったから、
その仕草にぷっと笑ってしまった。
「返事は?」
悠斗はまた私の顔を覗き込んだ。
「デート…する」
「よし、じゃあ日曜日11時に駅集合」
悠斗はハンドルを握った。
「駅?」
「そ。バスに乗るから。
じゃあ日曜日な」
そういって、悠斗はチャリをこいで帰ってしまった。