【完】ヤンキー女→清楚女『逆高校デビュー』



悠斗とデート…




ナルシスト男に呼び出されなかったら、

こんなふうに、ならなかったのかもと思ったら、



ナルシスト男に感謝したい気持ちになった。




日曜日は明後日。


何着て行こうかな…





夜、そんな事を考えながら、リビングのソファーでテレビを見ていたら、

姉ちゃんが仕事から帰ってきた。





「姉ちゃん…私さ…


デートするんだ…日曜」




姉ちゃんは冷蔵庫を開けた状態で動きが固まった。



「デートって…



あんたまた、あのヤンキーと
よりが戻ったわけじゃないだろうね!!」


姉ちゃんはビールを冷蔵庫から出して、思いっきり扉をしめて、


ドカッと私の隣に座った。


「ち、違うよ、同じクラスの子…だよ。。」




姉ちゃんはグビ−っとビールを飲んで




「どんな子?」



と、興味津々で聞いてきた。



どんな子って…


悠斗を一言でいうと…





「爽やか好青年…って感じ………かな。。」






キャ−−−−−っと姉ちゃんは私の肩をバシバシ叩きながら

ビール1缶ぐび−−っと飲み干した。






< 103 / 308 >

この作品をシェア

pagetop