【完】ヤンキー女→清楚女『逆高校デビュー』
悠斗とデート…
ナルシスト男に呼び出されなかったら、
こんなふうに、ならなかったのかもと思ったら、
ナルシスト男に感謝したい気持ちになった。
日曜日は明後日。
何着て行こうかな…
夜、そんな事を考えながら、リビングのソファーでテレビを見ていたら、
姉ちゃんが仕事から帰ってきた。
「姉ちゃん…私さ…
デートするんだ…日曜」
姉ちゃんは冷蔵庫を開けた状態で動きが固まった。
「デートって…
あんたまた、あのヤンキーと
よりが戻ったわけじゃないだろうね!!」
姉ちゃんはビールを冷蔵庫から出して、思いっきり扉をしめて、
ドカッと私の隣に座った。
「ち、違うよ、同じクラスの子…だよ。。」
姉ちゃんはグビ−っとビールを飲んで
「どんな子?」
と、興味津々で聞いてきた。
どんな子って…
悠斗を一言でいうと…
「爽やか好青年…って感じ………かな。。」
キャ−−−−−っと姉ちゃんは私の肩をバシバシ叩きながら
ビール1缶ぐび−−っと飲み干した。