【完】ヤンキー女→清楚女『逆高校デビュー』
「姉ちゃんが稼いだ金で買った服じゃん。
私が着るなんて、なんか悪いし…
もうたくさん姉ちゃんから服もらったから…
私…悪いよ」
姉ちゃんは私の前に立った。
「桃叶はさ…
ずっと赤ちゃんのころから、私のお古ばっか着てたんだから。
今更、何を言うか!」
姉ちゃんは私にピンクのワンピを体に合わせた。
「今度桃叶…一緒に服とか化粧品とか
買い物に行こうね。
姉ちゃん買ってあげるから!
これでも結構稼いでるんだよ!
姉ちゃん土日仕事だから、明日は無理でさ、
デートには間に合わないから
今回はこの服で」
姉ちゃんはうれしそうだった。
「いつか…桃叶と一緒に買い物したいと
ずっと思ってたんだ
もう!あんなヤンキーになるなんて!心配かけて!
やっとかわいい妹に戻って……よかった…」
姉ちゃんは私の頭をよしよししてくれた。
「姉ちゃん…ありがとう」
姉ちゃんの妹で…よかった…
姉ちゃんがいてくれて
よかったよ