【完】ヤンキー女→清楚女『逆高校デビュー』
日曜日の朝
朝早くに姉ちゃんに起こされた。
「ほら、仕事行く前に私がメイクしてあげるから、
お−き−ろ−−−!!」
んあ………あ?
ズルズルとベッドから引きずり出され、
ボーっとする頭のまんま、とりあえず出かける準備をした。
姉ちゃんの部屋に呼ばれて、
すごい量のメイク道具を出して待ち構えている姉ちゃんの前に座った。
「眉毛生えてきてよかったね…」
そう言いながら、私に慣れた手つきでメイクを始めた。
「爽やか好青年は、このぐらいのナチュラル感にぐっとくるんだよ」
「爽やか好青年は、このぐらいのゆる巻きに萌えるんだよ」
などなど
ぶつぶつ言いながら
メイクと髪をセットしてくれた。
「出来上がりっ!はい」
そう言いながら私に鏡を渡した。
さすがプロ
いつもの私の適当メイク(もちろんナチュラルですが)とは訳が違う。