【完】ヤンキー女→清楚女『逆高校デビュー』
●高校生活スタート
目立つ女
4月。
高校生活が始まった。
中学時代、見た目はヤンキ−だったけど、勉強はできる方で、
担任もそれを、ちゃんとわかってくれていたから、
私はずいぶん救われた。
ちゃんと受験の時は髪を黒く染めて、
私は県内の進学校に合格したんだ。
入学式。
周りをみると、ヤンキー率ほぼ0%。。。
姉ちゃんに改造してもらわないで、あのままヤンキ−で入学式に出ていたら、
私は完全に、浮いていただろう。。。
姉ちゃんに感謝だ。
同じ中学からは、私だけのこの高校。
もともと友達を作るのが苦手で、
中学の頃はあんなだったから、周りに誰も寄り付かず。
高校生活…大丈夫かな…
超不安になりながら教室に入り、自分の席についた。
な…なに????
私の顔?なんかついてる??
私はすごい視線を感じて、かばんから手鏡をだした。
あれからちゃんと、自分の身なりに気をつけている。
ジャージも捨てた。
ドクロマ−ク物も撤去した。
部屋も部屋着も女子ぃ−って感じにした。
手鏡だってキキララだよ?
ダメか?
ナチュラルメイクが濃い?
あ!もしや眉毛忘れた??
いや…大丈夫だよな…
制服…着崩しすぎ?
紺色チェックのスカート、紺ソックス。ベ−ジュのカ−ディガン、紺色のリボン。
ちゃんと指定の制服だよな…
「ね…なんかモデルの仕事とかしてるの?」
…………は???