【完】ヤンキー女→清楚女『逆高校デビュー』
しばらくプールで遊んでから、
みんな別行動するってことで、解散した。
「あれ…悠斗チャリは?」
私は自分のチャリを引いて悠斗に近づいた。
「俺んちすぐそこだから」
「そうなんだ…」
すると悠斗は私のチャリのハンドルを掴んだ。
「俺んち来る?」
悠斗の家………
ドキドキドキドキドキドキドキドキ
「行っていいの?」
そしたら悠斗が私の肩を寄せて、耳元で囁いた。
「桃叶が『抱いてほしい』って、言ったんだろ」
……………あ゛っ
くくくっと、悠斗は笑って、
耳から湯気をブシュ−と、ぶっ放している私の頭を撫でた。
悠斗は天然じゃなかった。
確信犯だ。