【完】ヤンキー女→清楚女『逆高校デビュー』
悠斗の家は本当にプールのすぐそばで、
同じ形の家がたくさん建っているうちの、一軒だった。
「お邪魔します…」
「ど−ぞ」
悠斗は、ペコッと頭を下げて笑った。
濡れた髪でするこの仕草…
ヤバすぎる…
家に入ったら、悠斗の元に、猛ダッシュで犬が走ってきた。
「姫〜ただいま〜」
悠斗はガシガシと犬を撫でていて、
「姫」と呼ばれた犬は
悠斗の顔をベロベロと舐めていた。
こいつか…キャバ嬢…
キャバ嬢は、私の足元にも飛びついてきた。
しゃがんで撫でようとしたら、
ベロベロベロベロベロベロ。。。。。
私にも同じように舐めてきた。
あれ、
キャバ嬢…かわいいかも。。
「犬になりたい」
しゃがんで見ていた悠斗が、
ニヤニヤしながら言った。
「ば…バカ!!」