【完】ヤンキー女→清楚女『逆高校デビュー』
「あつっ」
部屋に入ると
悠斗はエアコンのスイッチを入れた。
悠斗の部屋は、私の部屋と同じぐらいの狭さで、
物が少ない、殺風景な部屋だった。
何気なくベッドに腰掛けると、
悠斗が隣に座ってきた。
悠斗が隣にいるだけで、胸がきゅんとした。
悠斗に触れたい。
悠斗に触れてほしい。
自分がこんなに、甘えたい女だったなんて、
自分で驚いた。
正也には、甘えたいと思わなかった。
キスもない、
愛もない
ただの性欲を発散するだけのエッチ。
行為が終わったら、
私が横にいることすら、許されなかった。
正也が果てるまで、じっと痛みに耐えて
終わったらすぐ
帰されたんだ。