【完】ヤンキー女→清楚女『逆高校デビュー』
「じゃあ〜旗を作るグッズを一通り持って、それぞれ教室に戻って作業開始して下さ〜い。
後一ヶ月あるんで〜
旗、頑張って作ってくださ〜い!
以上で解散で〜す」
張り切り女子が締めて解散だ。
旗グッズを持って…
「俺が持つよ」
すっと荷物を小島が持ってくれた。
立ち上がった小島は、私より背がたかかった。
私は身長が168あるから、背が高い。
正也は私より背が低かったから、
小島と一緒に廊下を歩いた時、
変な感覚だった。
窓際の自分の席に座ったら、
小島は真理の席に座って、
私の机に旗グッズを置いた。
おかげで私は、小島と向かい合うことになった。