【完】ヤンキー女→清楚女『逆高校デビュー』
夏休みも半分すぎた。
今日もまた悠斗の家へ。
インターホンを押すと、悠斗と姫が一緒に出てくる。
すっかり姫とも仲良くなった。
とっても人懐っこくてかわいい姫。
姫を撫でていると、だいたいここで
『どこ行きたい?』って悠斗が聞いてくる。
『どこでもいい』って私が言うと、
悠斗はいろいろと考えて、
いろんなところに連れて行ってくれた。
それもすごく楽しくて、幸せだなって思うけど、
たまには、悠斗の部屋でまったりしたい。
悠斗にくっつきたい。
今日こそ、『悠斗の部屋』って言おう。
絶対言う。
エロい女と思われても、いい・・やっぱよくない・・やっぱいい・・いやっ・・やっぱよくない・・やっぱ・・
「部屋くる?」
へっ。
私をベロベロしている姫を悠斗が引き離した。
「部屋。来る?」
行きます行きます行きます・・・って、落ち着け!!!
「・・・うん」
よし。控えめに言えた。