【完】ヤンキー女→清楚女『逆高校デビュー』
「悠斗くんがさ・・」
「うん」
「悠斗くんがもし、昔
坊主頭で鼻水たらして、
超ダサ−い服着ていた事を、今知ったら
桃叶は悠斗くん嫌いになる?」
・・・?
悠斗が?
「ならないよ絶対。
悠斗は悠斗。過去なんか関係ないし」
姉ちゃんは、ふふふっと笑った。
「でしょ?
悠斗くんは悠斗くん。
ね。
だから、
桃叶も桃叶。
なんか早口言葉みたいだな。ももかももも・・
とにかく、
悠斗くんも、きっとそう思っているはず。
そう思えない男はやめときなさい」
その時、
ピンポ−ン
インターホンが鳴った。
「悠斗くんかな~」」
姉ちゃんはウキウキしながら、部屋を出て行った。