【完】ヤンキー女→清楚女『逆高校デビュー』
「悠斗…」
心配になって悠斗の頬を撫でた。
「私のせいで…ごめ…」
「もう、謝んなって」
悠斗は撫でていた私の手をつかんだ。
「いつまでも、桃叶が今回の事を気にしている事が、俺はつらい」
「うん…」
「桃叶がずっと罪悪感で俺のそばにいるなら、
それは俺の望んでいることじゃない」
悠…斗?
「俺に会う意味が、償いとか、申し訳ないからとかなら
もう……来るな」
…………悠斗……
悠斗は立ち上がって、
エレベーターの方へ行ってしまった。