【完】ヤンキー女→清楚女『逆高校デビュー』
次の日、授業の内容が全く頭に入らないほど、
悠斗のことばかり考えていた。
罪悪感なんかじゃない。
絶対にそれは違う。
そんな事を考えていたら、だんだんとムカついてきた。
悠斗…私の事、何もわかってないじゃん!
昼休み、私は帰る用意をした。
「桃叶、帰るの?」
真理が心配そうに声をかけてきた。
「ちょっと悠斗のところに行ってくる。
先生には早退するって伝えてくれる?」
「わかった…」
真理が『気をつけて』と言う前に、私はダッシュで病院へと向かった。