【完】ヤンキー女→清楚女『逆高校デビュー』
私は悠斗の手を引っ張ってベンチのそばに連れていった。
「悠斗、座って!」
「ん?あ…あぁ」
悠斗はデカイ瞳をさらに真ん丸にして、キョトンとしていた。
こんな時でも、その顔がなんともかわいいと萌えてしまった。
「私、罪悪感で悠斗に会いに来ているんじゃない!」
私も隣に座って、
膝においた自分の握りこぶしを見つめて言った。
「申し訳ないとか、そんなんじゃない!
私は、悠斗が好きだから!
悠斗のそばにいたいから!
悠斗の顔も見たいし、悠斗の声も聞きたいし、
悠斗の……」
「俺の?」
悠斗は優しい眼差しで、私の顔をのぞきこんだ。
「悠斗の…体に触れていたいし…」
恥ずかしさで、顔が爆発しそうだ。