【完】ヤンキー女→清楚女『逆高校デビュー』
悠斗のチャリは新しくなっていた。
ふと、刺された時の事を思い出してしまった。
「そういう顔すんなって。
ほら、乗れよ」
「うん…」
あ…病み上がりの悠斗にこがせるなんて、
大丈夫かな…
「あ…私こぐからさ、
悠斗、後ろ乗んなよ」
そう言った私を見て、
悠斗はニコニコっと目を細めた。
「懐かしいな。
気にすんなって。乗れよ」
そう言われて、後ろに乗って悠斗のお腹に手を回した。
「痛くない?」
「大丈夫だって。行くぞ」
腕を回した悠斗のお腹は
前よりもずっと細く感じた。