【完】ヤンキー女→清楚女『逆高校デビュー』
「ど…どうしたの…」
と、私の姿を見てびびってんのは、夜勤から帰ってきたママ。
ママは看護師。
「あ…私彼氏と別れた。
んで、よくわかんないんだけど、姉ちゃんがこれ着て、髪直しに姉ちゃんの美容院に来いって。
今行くとこ」
「ちょっちょっちょっ!!
あんた…服はかわいいけど…メイクひど過ぎ」
えっ。
一応、眉毛描きましたけど。
「なんで目の回りそんなに真っ黒にしてんのよ!!
15歳なんだから、すっぴんでいいのよ!
桃叶かわいいんだから」
こいつ、親バカだな。
「なんだよ!わかったよ!顔洗ってきま〜す」
私はガシガシ顔を洗って、ママの前に立った。
「これでいい?」
「あ……………
と、とりあえず眉毛だけは描いておこうか。。」
めんどくせ−な!!