あの日抱きしめたキミの腕



――――――――――――――

家に帰ってきた俺は
弁当を食っていた。


アイツ、顔赤かったな...
マジで加奈のこと好きなんかな?


アイツ男の俺から見ても
かっこいいし
頭は悪くもないし
サッカー部のレギュラーとるくらい
運動神経いいし...
性格もよくて女の扱いもうまいし...
でモテるし....




そんな男と仲良くなったりしたら
加奈も惚れちゃうんじゃ...








.................。





「あ~~~~~~~~~~~っ!!!!」



やめやめ!!!!!


俺は必死に頭をブンブンふった。



ガスッッッ

「いたっ」


頭を振った衝撃で腕が
机にヒットしたけど、そんなの
気にしない。



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