あの日抱きしめたキミの腕



「で?俺はとりあえずどうすればいーん?」


「愛理ちゃんが言うには、とりあえず
繁村君に自分を紹介してほしいって♪
あと、彼女募集中が聞いといてほしいって」


「...わかった。」






さーて...
本当にどうするか...





ずっとそればっか悩んでたら
いつの間にか昼休み。

約束どおりシゲはすぐにきた。



「翔太!」


「おー」


俺達に気をつかってか
何も知らない加奈は
席をはずそうとした。


「あー、加奈。待って」



「え?」

加奈が驚いたように振り替える。


「こいつが今朝行ってた
繁村達也。通称シゲ。」

「え、ああ..よろしく」


最初は驚いてたみたいだったけど
ニコッとシゲに挨拶した。

「よろしく」

シゲも笑い返した。


< 21 / 22 >

この作品をシェア

pagetop