あの日抱きしめたキミの腕
「で?俺はとりあえずどうすればいーん?」
「愛理ちゃんが言うには、とりあえず
繁村君に自分を紹介してほしいって♪
あと、彼女募集中が聞いといてほしいって」
「...わかった。」
さーて...
本当にどうするか...
ずっとそればっか悩んでたら
いつの間にか昼休み。
約束どおりシゲはすぐにきた。
「翔太!」
「おー」
俺達に気をつかってか
何も知らない加奈は
席をはずそうとした。
「あー、加奈。待って」
「え?」
加奈が驚いたように振り替える。
「こいつが今朝行ってた
繁村達也。通称シゲ。」
「え、ああ..よろしく」
最初は驚いてたみたいだったけど
ニコッとシゲに挨拶した。
「よろしく」
シゲも笑い返した。