あの日抱きしめたキミの腕
「で...シゲ。
こいつが前西 加奈。通称かな。」
「通称ってかまんまじゃんね(笑)」
加奈が笑いながら突っ込む。
「ま...まあよろしく(笑)」
「うん♪」
ま、これでとりあえずシゲとの
約束は果たしたわけだ...
「ま、それだけ。」
「えっ何?それだけ?」
加奈が驚いて聞いてくる。
中居のことで何か言うと思ってたんだろう。
俺は加奈の腕をグイッと
引っ張って顔を近づけて
「いま紹介してもシゲが
ビビるだけじゃん。
今度休みの日にでも4人で会おうぜ。
その前にその中居にも会わせてほしいし..」
と小声で呟いた。
「そっか」と納得した加奈は
シゲに会釈して中居のとこに走って行った。