あの日抱きしめたキミの腕



俺は「ハイハイ」って適当に
笑いながらうなずく。





「...あ、もう家だ。」



ふと加奈が顔をあげて呟く。


「そーだな。そんじゃーまた
明日学校で」


「うんっまた明日♪
今日はありがとね!
このバッグすごい前からほしかったんだ」



「....おー。
んじゃっ」



そう言ってお互い家に入っていく。


―――――バタン...



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