昆虫戦記
「やはり絶滅したのか・・絶滅してもおかしくない状況だったのは確かか・・・・温暖化が進みあらゆる異常気象が起き、とても人が住める状況ではなくなった。しかし、地面に、ひび割れが起きマグマが吹き上がる瞬間、命辛々に、タイムマシーンに乗り慌ててタイムマシーンの操作をしてしまった。そして、この時代に流れ着いた。これが今までの経緯だ。次に俺の質問に答えて欲しい。なぜ?あんたは言葉を話せるんだ!!なぜ!!巨大な昆虫がいるんだ!」
絶滅という言葉を聞き
慌てふためく
美加子だった。

「ぜ・・・絶滅って・・・お父さんやお母さんもいないって事、死んだの!?」

目を見開き
慌てる様子の
美加子を落ち着かせる
まこと。

「まだ、決まったワケじゃない!!ひょっとしたら、別な時代で生きている可能性も無い訳じゃない!!」

涙目でムキになりながらまことに
突っかかる。

「別な時代って・・・タイムマシーンが壊れちゃったし確かめ様が無いじゃない!!」

まことは
美加子に
冷静に答える。

「美加子・・・もう戻れないんだよ。後には・・・ここで生きていくと決めた事だよ・・きっと生きていると信じる他、ないんだよ・・俺にも家族がいる・・・」
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