昆虫戦記
「えっ・・・・・温泉まであるの!?」
「うそでしょ!!温泉まであるなんて!!」
美加子の言うとおり
先程の状況が
まるでウソの様だった。
「さあ、どうぞ。」
まことと美加子は
4つ耳の狼に
案内をされ
ゆっくりと
温泉に浸かり
ワラの上に
カイコの糸を
太くした布の様な物が
ひかれているベッドに
寝ころんだが
なかなか眠る事が
出来なかった。
「やっぱり電気はないんだね。」
「うん。でもさ、これが本来の夜なんだよ。」
「落ち着くとフト、思っちゃうんだ。私達の世界がもし滅んでいなければ今頃はフカフカのベッドの上で寝ているんだろうなって。」
「そうだなぁ・・・・」
「お父さんとお母さん・・・・他の時代で・・・元気でいるよね・・・」
今にも泣きそうな
美加子の声が
暗闇の部屋で
反響する。
「・・・・。」
美加子の言葉の答えに
戸惑う
まこと。
「・・・寝ちゃった?」
「起きてる・・・・。」
「・・・・答えてよ・・・。」
「元気さ・・・・。きっと・・・・。確実に今、言える事は俺・・1人じゃなくて良かった・・・・。」
まことは
暗い部屋の中で
ポツリと言う。
「うそでしょ!!温泉まであるなんて!!」
美加子の言うとおり
先程の状況が
まるでウソの様だった。
「さあ、どうぞ。」
まことと美加子は
4つ耳の狼に
案内をされ
ゆっくりと
温泉に浸かり
ワラの上に
カイコの糸を
太くした布の様な物が
ひかれているベッドに
寝ころんだが
なかなか眠る事が
出来なかった。
「やっぱり電気はないんだね。」
「うん。でもさ、これが本来の夜なんだよ。」
「落ち着くとフト、思っちゃうんだ。私達の世界がもし滅んでいなければ今頃はフカフカのベッドの上で寝ているんだろうなって。」
「そうだなぁ・・・・」
「お父さんとお母さん・・・・他の時代で・・・元気でいるよね・・・」
今にも泣きそうな
美加子の声が
暗闇の部屋で
反響する。
「・・・・。」
美加子の言葉の答えに
戸惑う
まこと。
「・・・寝ちゃった?」
「起きてる・・・・。」
「・・・・答えてよ・・・。」
「元気さ・・・・。きっと・・・・。確実に今、言える事は俺・・1人じゃなくて良かった・・・・。」
まことは
暗い部屋の中で
ポツリと言う。