昆虫戦記
「寝たら教えてくれ・・・。それまで起きてるから・・・・。」
部屋は暗かったが
美加子の明るい声が
静まり返った部屋の中にぼんやりと響いた。
「分かった。寝たら寝たよって言うね。」
「・・・・・。」
美加子は
まことの手を
優しく握っていた。
美加子とまことは
いつの間にか
眠っていた。
どれだけ
眠ったのだろうか?
けたたましい
サイレンと共に
目が覚める
まことと美加子。
「な・・なんだ・・・」
寝ぼけ
眼の耳につんざく。
「な・・なに・・?外が・・・騒がしいみたいだけど・・・・。」
「俺、外を見てくるよ。」
ベッドから
起き上がり
外を伺おうとすると
美加子が手を引く。
「私も行く!」
不安そうな美加子に
語りかけるように話す。
「大丈夫。すぐ戻るから。」
不安そうな顔で
まことの顔を
見つめる美加子。
「大丈夫だから。だから、ここで待ってて。」
まことは
精一杯の笑顔で
美加子に伝える。
美加子は
うん
と一度うなずく。
まことは部屋の
ドアノブに
手をかけた瞬間
4つ耳の狼が
部屋の中に
慌てて入ってくる。
部屋は暗かったが
美加子の明るい声が
静まり返った部屋の中にぼんやりと響いた。
「分かった。寝たら寝たよって言うね。」
「・・・・・。」
美加子は
まことの手を
優しく握っていた。
美加子とまことは
いつの間にか
眠っていた。
どれだけ
眠ったのだろうか?
けたたましい
サイレンと共に
目が覚める
まことと美加子。
「な・・なんだ・・・」
寝ぼけ
眼の耳につんざく。
「な・・なに・・?外が・・・騒がしいみたいだけど・・・・。」
「俺、外を見てくるよ。」
ベッドから
起き上がり
外を伺おうとすると
美加子が手を引く。
「私も行く!」
不安そうな美加子に
語りかけるように話す。
「大丈夫。すぐ戻るから。」
不安そうな顔で
まことの顔を
見つめる美加子。
「大丈夫だから。だから、ここで待ってて。」
まことは
精一杯の笑顔で
美加子に伝える。
美加子は
うん
と一度うなずく。
まことは部屋の
ドアノブに
手をかけた瞬間
4つ耳の狼が
部屋の中に
慌てて入ってくる。