昆虫戦記
「第1陣は
標的が
10000の位置まで
来たら
標的の
腹にくらいつけ!!
背部と足は狙うな!!
背部は
硬い甲羅があり
我らの牙では
歯が立たん!!
足は自切するから
攻撃しても
意味がない!!
分かったな!!」

4つ耳の狼の長の
指示が飛ぶ!!

「攻撃位置に付き
攻撃準備!!」

「標的!!攻撃位置の
10000に到達!!」
「真っ正面から
突っ込むんじゃないぞ!ゲジ1匹に
対して10匹体制だ!!第1陣!!攻撃!!」

4つ耳の狼の長の
指示が飛ぶと共に
数万の4つ耳の狼が
ゲジの数千の
群れの方角へ
飛び出していく!!

しばらくすると
地響きに
似たような音が
森に響き渡る。

「監視兵。
戦況は、どうなっている。」

落ち着いた口調で
監視兵に戦況を聞く
4つ耳の狼の長。

「ただいまの戦況は
1000匹の内
400と86匹の
成果です。
こちらの兵は
数千の死傷者が出てる
模様です。」

「うむ。
第2陣の1000匹は
衛生兵と共に進み
傷を負った
兵の救助に
向かうと共に交代せよ!人選は陣のリーダーに任せる!!」

< 27 / 105 >

この作品をシェア

pagetop