昆虫戦記
「親父さんは立派に戦士として死んでいった。死を受け入れ、今度は、お主が、この集落を守るんだ」
4つ耳の狼の子供は
涙を
ボロボロ流しながら
長に敬礼をする。
集落からは
悲しみの声や
うめき声が
響き渡る様に
聞こえてくる。
部屋の中から
まことと美加子が
出る。
その光景を
目の当たりにし
開いた口が
塞がらない。
「な・・・なんだ・・」
うめき声を上げる
狼を見て
美加子が
救護している狼に
近づく。
「私も手伝うわ!!」
救護に
当たっている衛生兵は
驚いた表情で答える。
「あ・・あなた様は・・部屋にいて下さい。ここは、私共に任せて下さい。」
美加子は
強い口調で
衛生兵の言葉を
突っぱねる。
「冗談じゃないわ!!苦しんでいる者を目の前にして、部屋にいるなんて出来ないわ!!」
そんなやりとりを
見ていた長が
ゆっくりと
近付いてくる。
「美加子殿、ありがとう。協力してくれるのか」
美加子は
強く頷く。
美加子の姿を見て
まことも
衛生兵が
担ぐ負傷した者や
死んでいった者を
運んだ。
「まこと殿・・ありがとうございます」
衛生兵は
涙ながらに感謝した。
4つ耳の狼の子供は
涙を
ボロボロ流しながら
長に敬礼をする。
集落からは
悲しみの声や
うめき声が
響き渡る様に
聞こえてくる。
部屋の中から
まことと美加子が
出る。
その光景を
目の当たりにし
開いた口が
塞がらない。
「な・・・なんだ・・」
うめき声を上げる
狼を見て
美加子が
救護している狼に
近づく。
「私も手伝うわ!!」
救護に
当たっている衛生兵は
驚いた表情で答える。
「あ・・あなた様は・・部屋にいて下さい。ここは、私共に任せて下さい。」
美加子は
強い口調で
衛生兵の言葉を
突っぱねる。
「冗談じゃないわ!!苦しんでいる者を目の前にして、部屋にいるなんて出来ないわ!!」
そんなやりとりを
見ていた長が
ゆっくりと
近付いてくる。
「美加子殿、ありがとう。協力してくれるのか」
美加子は
強く頷く。
美加子の姿を見て
まことも
衛生兵が
担ぐ負傷した者や
死んでいった者を
運んだ。
「まこと殿・・ありがとうございます」
衛生兵は
涙ながらに感謝した。