昆虫戦記

（∃⊥∪⊇∀∃∇εζ）「私は、ムカデ殿と一緒に狼殿の元へ行き話し合いをする為に行きました。狼殿の集落の手前辺りで、突然、有無も言わず攻撃をして来ました。私達は戦うざるおえませんでした。この不条理な戦いで私は足を失った・・・そればかりではない・・・仲間も失った・・・狼殿が有無を言わずに攻撃を仕掛けてくるとは珍しいと思うとフト嗅いだ事の無い臭いがしてくるのが分かりました。私は自分の目を疑いました。なんと狼族の指揮をとっているのは人間でした。狼殿は何らかの形で人間に丸め込まれてしまったに違いありません」

ゲジが
話終える。

ムカデのメスが
哀れむように
話し始める。
（ζεψАИежир）「人間達に丸め込まれてしまった狼族の皆さんを解放する為に、今、皆さんの協力が必要です。正直に言いますと丸め込まれてしまわれている以上、簡単に、解放できるとは思えません。その為には、幾多の犠牲も覚悟しなければなりません。しかし、この世界は、今いる全ての昆虫の為にあります。突然、現れた人間の為に、再び、過去の過ちを繰り返してはならないと力強く思っております！！全ての生命の為に、今、立ち上がるべきだと思いませんか！？」