昆虫戦記
まことの言葉を聞き
頷きながら
疑問をぶつける
狼の長。
「川を作ると言う事ですが、これだけフワフワしてる土ですから、溝を掘っている側から土が、崩れ落ちてくる可能性が高いと思います。仮に川が出来たとしても、これほど柔らかい土では、水が流れた瞬間、水圧で溝以外の所に流れ込む可能性が高いと思われます。一旦、川から飛び出した水を止める事は困難になるのが目に見えているのでは?」
まことは
狼の長の問いに
対し答える。
「ええ確かに、長が言う様に土を掘っただけでは、水圧に負け水が川以外に流れ込む事でしょう。子供の頃、砂場に川を作り水を流し砂で出来た土手は一気に崩れ崩壊した事があります。しかし、崩壊させない為に川が出来る箇所に初めから土止めを行えば良いのです。木を切り倒し杭を連立して深々と刺す。それにより土止めが出来る。その土止めに使用した杭は、そのまま残す。木から作り上げた杭は円柱型だから円柱と円柱の間に隙間が出来る。そこから水が侵入する可能性がある。その隙間に粘土質の土を入れる事により、ある程度の水の侵入を防げる。粘土質の土を塗った後、土が硬化するのを待ち硬化したら湖から水を徐々に流し込む」
頷きながら
疑問をぶつける
狼の長。
「川を作ると言う事ですが、これだけフワフワしてる土ですから、溝を掘っている側から土が、崩れ落ちてくる可能性が高いと思います。仮に川が出来たとしても、これほど柔らかい土では、水が流れた瞬間、水圧で溝以外の所に流れ込む可能性が高いと思われます。一旦、川から飛び出した水を止める事は困難になるのが目に見えているのでは?」
まことは
狼の長の問いに
対し答える。
「ええ確かに、長が言う様に土を掘っただけでは、水圧に負け水が川以外に流れ込む事でしょう。子供の頃、砂場に川を作り水を流し砂で出来た土手は一気に崩れ崩壊した事があります。しかし、崩壊させない為に川が出来る箇所に初めから土止めを行えば良いのです。木を切り倒し杭を連立して深々と刺す。それにより土止めが出来る。その土止めに使用した杭は、そのまま残す。木から作り上げた杭は円柱型だから円柱と円柱の間に隙間が出来る。そこから水が侵入する可能性がある。その隙間に粘土質の土を入れる事により、ある程度の水の侵入を防げる。粘土質の土を塗った後、土が硬化するのを待ち硬化したら湖から水を徐々に流し込む」