昆虫戦記
次に
ネズミの長が
まことに質問を
投げかける。
(лдышδεζηθ)「なるほど、確かに粘土質の土は密粒となり、水をはじく。しかし川を掘った際に必ず出る残土だが、残土で仮に本拠地を作ったとして、3つの橋をかけるのは、なぜ、ですか?それと、やはり、疑問に残るのは、ここの土の質です。ここの土を集め山にし高台にしても、これだけ柔らかい土に高台としての強度があるとは思えない。踏み固めて強度を増すと言う方法はありますが、踏み固めれば踏み固める程、高さがなくなり高台とは言えなくなってしまいます」
ネズミの長の言葉を
即座に返す
まこと。
「ええ。確かに、その通りです。しかし、この土の中にジャリを混ぜたらどうでしょう。ジャリと土を混ぜ合わせ、踏み固める。ある程度の高さになったら、大きな石で踏み固めた土を囲む。要するに石垣で土を囲み強度を増すのです。それに、石と石の間に目地と言われる隙間が出来ます。そこに、粘土質の土を詰める事により更に強度が増します。次に、3つの橋の施工に付いてですが、橋には、それぞれ門を作り3つの内、2つは我々が使用する門。もう1つは、昆虫を違う場所へと行かせるダミーの門です」
ネズミの長が
まことに質問を
投げかける。
(лдышδεζηθ)「なるほど、確かに粘土質の土は密粒となり、水をはじく。しかし川を掘った際に必ず出る残土だが、残土で仮に本拠地を作ったとして、3つの橋をかけるのは、なぜ、ですか?それと、やはり、疑問に残るのは、ここの土の質です。ここの土を集め山にし高台にしても、これだけ柔らかい土に高台としての強度があるとは思えない。踏み固めて強度を増すと言う方法はありますが、踏み固めれば踏み固める程、高さがなくなり高台とは言えなくなってしまいます」
ネズミの長の言葉を
即座に返す
まこと。
「ええ。確かに、その通りです。しかし、この土の中にジャリを混ぜたらどうでしょう。ジャリと土を混ぜ合わせ、踏み固める。ある程度の高さになったら、大きな石で踏み固めた土を囲む。要するに石垣で土を囲み強度を増すのです。それに、石と石の間に目地と言われる隙間が出来ます。そこに、粘土質の土を詰める事により更に強度が増します。次に、3つの橋の施工に付いてですが、橋には、それぞれ門を作り3つの内、2つは我々が使用する門。もう1つは、昆虫を違う場所へと行かせるダミーの門です」