昆虫戦記

タカの長は
強い口調になる。

（θψνξδβαρπ）「確かに狼殿は今まで戦を何度も繰り返してきた。しかし、今は状況が違う。陸上から上空からと戦い方が１種でなくなっている。訪ねたいんだが余程の危機的状況とは、どんな状況だ？兵がバタバタと倒れ、苦しみ悶え運ばれる姿を下唇を噛みながら苦し紛れに舌打ちをする様な状況か？合理的に考えるならば、早めの兵器の使用を許可すれば、戦で倒れ苦しむ兵も少なくなる。何よりも死亡する兵も少なくなり、人員の確保にも繋がる。今、使用するのも、後で使用するのも変わらないと思うのだがね」

狼の長は
タカの長の言葉を
突っぱねる。

（μνρВАψЗСТ）「我々が持つ兵器は、身を守る為に持っているものだ。森の木々は何百年の時をへて作り上げたものであり、一度、無くなれば、再び、そこに森が出来るのに同じ月日を要する！！この地は我々だけの地ではない！！全ての命が、バランスよく共存する為の地だ！！」

タカの長も
狼の長の言葉に
反論する。