昆虫戦記
「狼の長には申し訳ないが、確かにタカの長の言うとおりかもしれない。しかし、極力、兵器を使わずに戦を行うならば、こちらから先手を打つ方法もある。それには、昆虫によって戦う方法を変える等ね。例えば、ハチ系統の昆虫なら夜になったら、ハチの巣を狙いに行く。ハチは夜は目が見えないはずだからね。それにしても、やはり、爆弾を使った方が、こちらが優位に立てる。どうだろうか?爆弾を極力、最小限の使用で済ませるというのは?」

まことの言葉に
納得いかない
顔をしながら
仕方無く頷く
狼の長。

(ψωξοεβλΩζ)「・・・・仕方あるまい・・・では、初めに各長方、外交交渉を宜しく頼む・・・外交交渉が成立次第、川の施工及び地下工事、高台の施工を行う」

かくして
各長に託された
外交交渉。
この外交交渉は
モグラと熊の長は
狼の長・ネズミ・サル
各集落より
資源の4分の1を
負担する事により
この交渉を受けた。
しかし
鹿の長は
自国の平和を気遣い
これを断った。
鳥類は
渡り鳥以外は
この交渉に
応じてくれた。

集落改築工事に
携わったのは
ネズミ・モグラ
サル・タカ
クマ・鳥類
そして
まことと美加子。
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