昆虫戦記
昆虫達は
口々に
ムカデの言葉に
同意する。

(μβεοАψЗχλ)「狼殿を解放するぞ!!全く汚い手を使いやがって!!」

(ψχλβφξστι)「狼殿だけではない。他の者も解放だ!!」

(θβμξρηδχμ)「夜に奇襲を受け巣の中にいた殺された我が子の為にも俺は、この命をかける!!」

ムカデの演説は
昆虫達の士気を高める
ばかりではなく
ムカデの思惑通り
進んで行った。

ムカデのメスと
ムカデのオスが
裏で操っている
と言う事も知らずに。

(μξοπζηβφκ)「どうなの?最近の昆虫さん達の働きは?」

ムカデのメスは
ムカデのオスに
たずねる。

(ξοπχληθιτ)「良く働いてくれてるよ。自分達が狼を解放すると信じ込んで、自分達が正しい事をしていると思ってね。正直な所、狼等、哺乳類が我々に勝てるハズが無い。もう、潰れかかっている。しかし、過去、我々に殺陣を付いた事実がある。それは、我々にとって最大の汚点である。徹底して潰さねばならぬ。しかし、人間が、どうしているのか?そして、それは我々にとって驚異。人間のどちらかを潰さねば、増えるだろう。でも、それも、我々の下部が殺ってくれる
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