昆虫戦記
「そう。つまり、引力が軽くなり、昆虫の巨大化。当然、巨大化すれば呼吸量が多くなり二酸化炭素を出す量が多くなる。温室効果ガスである二酸化炭素。それに伴い動物や昆虫の糞からメタンガスが出る。それに、この環境下で考えられるのは昆虫や動物が死ぬ。有機物の分解を微生物が盛んに行われる事により、亜酸化窒素が発生される。亜酸化窒素は笑気ガスと呼ばれ医療では麻酔としても使われているが、これも、また、温室効果ガスの一つ。つまり・・・昆虫と動物が争いを行い死骸が出れば出る程、微生物の分解が盛んになり亜酸化窒素が大量に放出され、温暖化が進み、この保たれた環境が破壊される・・・・」
まことの言葉を聞き
美加子は
ハッとした
顔付きになる。
「もし・・・もしだよ・・・まことの予測が事実だとしたらだよ・・・私・・・とんでもない事をしているのかもしれない・・・私が開発した兵器も、それに当てはまるんじゃないかしら・・・」
まことは
顔を曇らせる。
「言いにくいけど、兵器の火薬が燃焼する事でも温室効果ガスが発生する。今後、大量に扱われる様になったら、この気候が崩される・・・住める状況では無くなる・・・全ての生命がね・・」
まことの言葉を聞き
美加子は
ハッとした
顔付きになる。
「もし・・・もしだよ・・・まことの予測が事実だとしたらだよ・・・私・・・とんでもない事をしているのかもしれない・・・私が開発した兵器も、それに当てはまるんじゃないかしら・・・」
まことは
顔を曇らせる。
「言いにくいけど、兵器の火薬が燃焼する事でも温室効果ガスが発生する。今後、大量に扱われる様になったら、この気候が崩される・・・住める状況では無くなる・・・全ての生命がね・・」