好きなんだよ?
「あんたこれで何回目ー!!?」
私の背中を
バシバシ叩きながら
大爆笑するこの人は
私の大親友
山木瑠海
(やまぎるか)
この子は見た目は
すごくキレイで
黙っていても
存在感だけで
目立つタイプ。
私とは正反対なのに
なぜか小学生の
頃から仲良く
してくれてる。
そしてふてくされる
私の名前は
小川まなか。
可愛い女子が
たくさんいるって
有名な高校に
通ってる
3年生。
私がこの学校を
選んだのは
制服がすんごく
可愛いのと校則が
ないこと!!
だから、みんな
髪の色はバラバラだし
スカートの丈も
人それぞれ。
唯一ある校則は
『犯罪はしない』
…アバウトっ!!!!
てなわけで
ウキウキワクワクで入学
したのも束の間。
クラスに入って
一瞬で後悔しました。
だって、みーんな
可愛いんだもん!!!!!
女の私でも
惚れちゃいそうに
なる人だらけ。
教室に入った
瞬間は顔から
火が出る程
恥ずかしかったなぁ。
馴染めるかとっても
不安だったけど
みんな優しい人達
ばっかりで
それなりに友達も
できた。
ただ一つ
できないことが…。