ストロベリーキャンドル


「……それって、私の所為―――!?」

思わず私は叫んだ。

そりゃ叫ぶだろう。

なぜなら、覚えのない罪(というには軽すぎだけど)を突きつけられたから。

「そりゃそうよ。結菜以外に誰の所為になるのよ?」

「…里歌の所為?」

ボカッ

思いついたことを言ったら里歌に叩かれた。

それは私の役目なのに―――!

「なわけあるか!」

「……あっそうだ!それで日曜日はどこに行くの?」

「…スルーですか。」

「まぁ、いいじゃないですか。ねぇ?」

「…まぁいいけど…。」

「それで?どこ行くの?」

「もっちろん海です!」

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