ストロベリーキャンドル
「あ、なるほど」
「理解しましたか?結菜さん?」
「うん、理解した。」
なるほど。それは確かに私のせいかもしれない。
「よし。では改めて日曜の10時集合だかんね~♪」
里歌の気分はハイだ。でも、
「待った。海に行くのはいいとして、一緒に行くもう一人の男の子って誰?」
問題はそこだ。
「それは、「そりゃ俺っすよ~♪」
拓哉くんが口を開いたところで、いきなり屋上のドアが開いた。
「なんでいるんだよ!?匡樹!!」
「なんでって、拓哉くんのいるところに匡樹くんあり~ってやつ?」
「相変わらず気持ち悪いな。つーか同意を求めるなよ…」