ストロベリーキャンドル
そんなこんなで、朝食を済ませ、駅に向かう。
「おはよーう!!」
駅前に里歌を見つけると、声をかける。
「あぁ、結菜おはよう」
なんだかんだいって一番来るの早いんだよねー
今まで遅れたことないし。
「結菜先輩おはようございまーす」
後ろから拓哉くんの声がして振り返ると、ちょうど匡樹くんと歩いてくるところだった。
「拓哉くん、匡樹くんおはよう」
わぁ、二人とも私服かっこいいなぁ。
二人のタイプは全然違うんだけど、それぞれすごく似合ってる。
匡樹くんはミリタリー系?かなぁ。深緑のT-シャツとジーンズを着こなしてて、ジーンズにはチェーンがついてる。
拓哉くんはロックって言うの?白黒!って感じ。
もともと二人とも顔がいいから似合っちゃうんだねぇ…
「二人とも洋服かっこいいね!」
ほめてみると、
「ほんとっすか!これちょっと自信あったんすよ~」
「え、そんなことないっすよ、好きなの着てるだけだし…
先輩こそ似合ってます」
拓哉くんは驚くほど謙虚なのに、
匡樹くんはそれは自信満々だった…