君と過ごした日々
{智士side}
はぁー…。
何で俺がこんな雑用なんてしなきゃなんねぇんだよ…。
佐光とかまじうぜぇ…。
てか、綾も副級長で頼まれてただろうが!!
部活が理由でサボるとかズルいし…。
俺は人の名前憶えんのなんて無理なんだよ!!
「智士〜?」
イライラが募った時に話しかけられ、返事が素っ気なくなる。
…ガキか、俺。
「あぁ?
…んだよ。綾か。」
「んだよとはなんだよ?
せっかく手伝いに戻って来てやったのに。」
「それはどうもすいませんー。
わざわざありがとうございますー。」
「反省も感謝もしてねぇだろ。」
「んなこと、どーでもいいじゃん。
とにかく早くこの座席表作り終わらせようぜ。」
「んー。」
いちいち反応がウザイ。
まぁ何だかんだ言って
ちゃんと手伝ってくれるからいいけど。
こいつといればおもしれぇから飽きねぇし。
いじり甲斐もあるしな(笑)
よし。綾がやる気になったところだし、
「後は頼んだぜー。」
「は?
えっ、ちょっ待っ!!」
「俺部活行ってくる!!」
そう言って部活の用具を持って教室を飛び出す。
「おぃッ!!
ふざけんなよバカ智士!!
おい!!サッカーバカ!!」
後方からすごい罵声が聞こえてきて、思わず笑みが零れる。
ふっ
幼稚な言い返しだな(笑)
{智士side 終わり}