君と過ごした日々
変化
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「五十嵐さん、ふっかーつ!!」
一時間目の授業開始の鐘がなる直前にテンションMAXで教室に入ったうち。
なぜ復活と言ったかというと、校外学習が終わってから風邪ひいちゃって
3日間学校を休んじゃいましたから…
「綾っ!!
おかえり!!」
教室に入って一番最初に笑顔で迎えてくれたのは春香。
「復活とか言いながら軽く遅刻じゃん(笑)」
…うちをいじりながらやって来たのは智士。
なんか、会うのは泣き顔見られて以来だから気まずいなー
っとかって思いながらきた私はなんだったのだろうか?
「春香!!
3日も休んじゃってごめんね?」
「ううん!!
まぁちょっと淋しかったけど(笑)」
談笑。
「おい!!綾!!
俺がせっかく声かけてやってんだから無視すんなよ!!」
「みんなおはよー!!」
「「「「「おはよー」」」」」
「おい!!バカ!!」
「うっさいな。
病み上がりなんだから優しくしろよ。」
「…お前はほんとにあの時泣いてた奴と同一人物か?」
「なッ…!?」
こいつ…っ!!
随分小声で言ったつもりなんだろうが、丸聞こえなんだよッ!!
「え?綾、泣いたってどういうこと?
うち知らないんだけど?」
春香が驚いたような表情でうちの顔を覗き込んできた。
「え…ッ?
…あの…智士が嘘言ってるんだよ!!うん!!
智士ってば何言っとんのー!!」
よし!!
うまく誤魔化せたはず!!
「お前何言ってんの?」
「へ?」