LOVE GAME~初恋・監禁編~
・・・歳といっても、二つぐらいしか変わんねぇんだけどな。
千秋は、肩で、ゼエゼエ息をして、
「お前、すんげぇ、体力あんな?」
俺も、少し息は乱れているけれど、千秋ほど、疲れてはいない。
「ま、俺は天才ですから。」
すると、終わったかどうかを確かめに来た健が、
「吉斗って、凄いんだな?」
と、千秋と俺を見比べる。
吉哉は、伸びをしながら、
「も~!!マジで暑い!!」
と、日陰へと駆けていく。
実は・・・吉哉は、俺と千秋のビーチバレーの審判役をやってくれていた。
普段は、感謝の言葉すら、言わない俺だけど、今回ばかりは・・・。